今回初めてご紹介することとなった七尾うた子さん、佳洋さん。
滋賀県の木之本に工房兼ご自宅を構えるご夫婦を尋ねました。
木之本...
初めて聞くけれど、住所を告げるうた子さんはちょっと誇らしげだった。
当日、ナビをセットして訪れると・・・。
おーーー、ばりっばりの旧街道!
まさに観光地です。
(長浜・米原観光協会サイトより)
北国街道と呼ばれる旧街道の一角の築150年の町家をリノベーションされて、ご自宅と工房、そして陶芸教室とされています。
工房は、二つある土壁の蔵を、それぞれ利用されています。
それぞれの世界にどっぷり浸れそうですね。
七尾佳洋さんの工房。
土作りや釉薬作りも重要な仕事の一つである佳洋さんの工房は、
整然として使い勝手が良さそう。
一方、うた子さんの工房は、
わちゃわちゃ(失礼・・・)と好きなものが飾られ、
なんだかとても魅力ある空間。
ご自身曰く、
「高円寺の居酒屋見たいでしょ」
行ったことはないけれど、なんかわかる気がする!
こんな風にお二人とも、
作陶中は自分の世界に浸り、
気分転換したい時には和む風景や語らう人がそばにいる。
良い環境ですね。
自宅スペースから工房の間には坪庭も・・・。
そして、居間に招いていただき色々とお話を伺う。
聞けば、かたくち屋店主と影のオーナーと同じ年というご夫妻。
なんだか関係性が似ていて、ちょっと分かる分かると思ってしまいました。
木之本は、長浜からちょっと北。
もう少し北に行った余呉という湖のほとりにある鮒寿司の名店
「徳山鮓」に昨年初めて訪れた店主は、
ふと鮒寿司のことを思い出した。
「鮒寿司って地元の方はやっぱり食べられるのですか?」
と何の気なしに伺った。
七尾さんご夫妻は、2015年に北海道からこちらに移られたとのことで、
地域のお話として伺ったら・・・。
ありますよー!
えー!
常備???
街の方とみんなで漬けられているとか。
くさみを取るのがかなり難しいって聞いていたので、
正直ドキドキしながら、口をつける・・・と
う、うまい。
まさかのお酒まで出していただき、至福。。。
何しに来たのかわからなくなってしまいそうな時なのでした。
結局同世代話や鮒寿しのお話に花が咲き、
あまり作陶のお話はできなかった気もしますが、
工房探訪の半分以上は、お人柄を知りたいというところもあります。
工房を移られて、まだ5年そこそこというのに、
街の皆さんと鮒寿司を作ったり、時々うつわと料理の会などもされているとのこと。お二人のお人柄が慕ばれます。
いろんな人が集まりそうなお二人の工房兼ご自宅。
だから、特にうた子さんのうつわは、一人で楽しむうつわというより
大勢でわいわい楽しむ時に似合いそうなのですね。
そして・・・鮒寿司。
お土産にもいただいてしまいました。
チビチビと愉しませていただいております(^^)
おまけ情報
木之本は、酒蔵も何軒か。
七本槍で有名な冨田酒造も・・・。
そりゃ寄りますよね。
蔵元で貯蔵された熟成酒をいただきました。
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